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そのイライラ、あなたの性格のせいじゃありません。脳と体が起こす「予測ミス」のお話

 

最近、急に涙が出たり、家族にイライラをぶつけてしまったり……。
「私、性格が変わっちゃったのかな?」と自分を責めていませんか?

 

私自身もそうでした。
更年期を迎えて体が驚くほど硬くなり、今までサクサクできていたブログやSNSが手につかなくなったり、目の調子が悪くなったり。

 

「昔の自分ならできたのに」という悲しみや、感情のアップダウン。
家族と衝突しては、湧き上がる感情に振り回されて「私はダメだ」と自分にダメ出しをしていた時期がありました。

 

でも、安心してください。

最新の脳科学と、古くから伝わる中医学の視点で見ると、そのイライラの正体は驚くほどシンプル。


一つの解釈として、楽しみながら感情を探求してみましょう。

 

1. 脳が起こす予測のエラー

最新の脳科学(リサ・フェルドマン・バレット博士)によると

感情は勝手に湧きあがるものではなく、脳が作り出しているものだと考えられています。

 

 

別の視点で見てみると

脳は、今の体の状態(心拍や呼吸、だるさなど)を、過去の膨大なデータと照らし合わせて、

「この感じ……あ、これは不安だね!」

「このムカムカ……これは 怒りだ!」

と、一瞬でラベル(名前)を貼っているというのです!

 

 

そしてこの現象を更年期に当てはめてみると、体が大きな変わり目を迎える時期。


体が今までと違うサインを出しているのに、脳が昔のデータで無理やり解釈しようとする。
いわば脳の予測ミスが、あの抑えられないイライラの正体になっているのかもしれません。



 

2. 冬(寒さ:邪気)が「不安」を連れてくる理由

中医学では、冬の寒さは生命の土台である「腎(じん)」を疲れさせると考えます。
足腰、土台にもかかわる腎。土台が冷えてグラつくと、脳は「大変だ!」と危機を感じて、それを「不安」という感情につなげている、

 

もし今、あなたが漠然とした不安を感じているなら、それは心が弱いからではなく
もしかしたら、「体が冷えてるよ!」というSOSサインかもしれません。

そしてこの土台(腎)を支えるには、深い呼吸(肺)や、消化に良い食べ物(脾)も大切。


弱っていたら補う、過剰なところは抑える、全体のバランス、チームワークを大事にするのが中医学の特徴です。

 

 

 

3. ”バッテリー切れ”起こしていませんか?

私たちの脳は命を守るために、体内のエネルギー(血糖値や水分など)をやりくりし

例えるなら「予算管理」をしています。

 

・プラス(入金):睡眠、休息、心地よい交流、美味しいごはん

・マイナス(出金):運動、ストレス、空腹、寝不足など

 

たとえば身体の予算が赤字になると、脳は「もう余裕がない!」と悲鳴を上げます。

私たちはこれを、漠然としただるさや不快感として感じます。

ちなみに、食べすぎもストレスになり。この自分にとっても程よさ、ちょうどよいはカギになってきます。

ここで脳は、この不快感に名前をつけようとします。

「あの人の言い方が悪いから腹が立つのだ(怒り)」

「将来が真っ暗だ(不安)」

……本当はただ、カラダからのバッテリー切れのお知らせだったり、何かの不具合が生じていたのかもしれません。

 

 

難しい理論はさておき、伝えたいのはひとつだけ。


今のあなたのイライラや落ち込みは、脳が一生懸命、あなたを守ろうとして出したエラーメッセージの一つということです。

 

難しい勉強をしたり、無理にポジティブになろうとしたりしなくて大丈夫。

まずは「あぁ、今私の脳が一生懸命ラベルを貼ってるな」

自分自身の「もしかしたら。バッテリーが減り始めたな~」と気づいてあげるだけで、心は少し軽くなります。

 

まずは温かい飲み物を飲んで、自分に「お疲れ様」と語りかけてみる。

 

そして、もしどうにもならない感情が出てきたら

それを一度感じて、ちょっとだけ、外から眺めてみる。

 

人間なのだから、感情があって当たり前。

 

 

 

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