【沖ヨガ・龍村ヨガとは? 〜日本人の体質、感性に寄り添う「生活ヨガ」〜】
日本にヨガが初めて伝えられたのは奈良時代だと言われています。
その歴史を背景に、日本におけるヨガの草分け的指導者である沖正弘師が、古典的なインドヨガにとどまらず、東西のあらゆる宗教や修行法、日本の伝統文化、武道、東洋医学、そして民間療法などを融合させて体系化しました。
現在も龍村修先生らによって、その教えが受け継がれています。
最大の特徴は、「日本人の体や文化、感性に合わせた言葉」でヨガ哲学が伝えられていること。
だからこそ、遠い国の難しい修行ではなく、身近な教えとして、私たちの普段の生活に自然と落とし込むことができます。また、別の見方からは、インドの古典ヨガのような伝統的な学びもより深まってゆきます。
アーサナ(ポーズ)を行うことだけがヨガではありません。
心、身体、食事、呼吸、生活、そして環境。これらすべてを改善し、心身のバランスを回復させていくことから、「生活ヨガ」あるいは「生活総合ヨガ」とも呼ばれています。
【沖ヨガの大切な5つの教え】
沖ヨガの特徴をご紹介します。
① 本来持つ自然体、自然心。陰と陽のバランス維持力を高める
例えば、頭を使ったら体を動かす、体を動かしたら心を鎮める。自分のことばかりになっていたら他者へ奉仕を行う。昼に活動したら夜はしっかり休むなど、24時間の生活全体でヨガを行います。
② 自分の能力を知る、生活で活かす
どんなに便利なグッズがあったとしても、その使い方がわからなければ生活に活かすことができません。それと同じように、人は「自分の能力や特徴」を知らなければ、自分を活かすことはできないのです。
沖ヨガでは、心身の反応を教科書にして「自分自身」を深く学び、最大限に活かせる心と体を育てます。
③ 正解は自分の中にある「一人一様のヨガ」
一人ひとりが自分の生命の声に耳を傾けることを大切にします。
心身が正しい方向へ向かった時の「楽に・心地よく・呼吸が深くなる」という反応を通して、自分に合ったヨガを見つけていきます。これを道としているため、求道ヨガともいわれています。
④「信じるな、疑うな、確かめよ」
情報があふれ、迷いやすい現代。「人から聞いた情報」は誰かにとっての正解であって、自分に当てはまるとは限りません。情報に振り回されることなく、自分の心身で実際に確かめ、自分で掴み取った知恵を信じる。「自分が自分の人生の主人公として生きる」ための教えです。
⑤ 心の力みをほどき、調和を生む「感謝・懺悔・下座・奉仕」
日常の中の「心のあり方」も大切にしています。
今ある命や当たり前の日常に「感謝」し、自分の思い上がりや執着に気づき手放す「懺悔(ざんげ)」。そして、常に謙虚な心(下座)を持ち、見返りを求めずに目の前の人や物事に尽くす「奉仕」。
少し難しく聞こえるかもしれませんが、これは自分を縛り付けているエゴ(自我)から自由になるための教えです。心の力みをほどいて広い心で向き合うとき、周りとの深い繋がりや、見返りのない純粋な喜びに満たされていきます。
一つ一つのかけがえのない尊い存在として、その生命(いのち)を生かしあう。この教えが沖ヨガの特徴です。
【私が「沖ヨガ・龍村ヨガ」をお伝えする理由】
私は普段、訪問リハビリの現場で多くの患者さんと向き合っています。
一期一会の出会いの中から、複雑に絡み合ったご病気や悩みを一緒にほどき、その瞬間の「身体の反応」を全身で感じながら、本来の力を引き出すためのサポートをさせていただいています。
その中で、患者さんの内側からパッと喜びがあふれる瞬間に出会えることがあります。
これは、身体が本来持っている力を発揮された時です。
「立てるようになった」
「歩けるようになった」といった大きな変化だけでなく、
何をするにも抜けなかった手足の緊張から、ふっと力が抜けた瞬間だったり。
背中に触れた瞬間、呼吸がゆっくりと深くなったのを感じた時だったり。
時には、カチコチに固まっていた心がほどけ、ふっと肩の力が抜けて、涙を流せるようになった瞬間だったりもします。
こんな一つ一つの小さなきっかけから、内なる生命力が呼び覚まされていく。
私自身も、このヨガの教えを日々の生活(家事や仕事、人との関わり)に落とし込むことで、心身が整い、目の前のことに深く集中できるようになりました。
自分が活かされることで、それが誰かの喜びや力に繋がっていく。これ以上の幸せはありません。
本来の自分を取り戻し、心地よく生きるためのヒントを、クラスを通じて分かち合えたら嬉しいです。





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